社会保険労務士の仕事とは?
「社会保険労務士の仕事って、なんですか?」
経営者の方から、こんな質問をいただくことがあります。
私たち社会保険労務士にとっては少し寂しいことですが・・・
この機会に仕事の内容を簡単にご紹介させていただきます。
たとえば、あなた様が会社の経営者だったとしましょう。
従業員を雇い、日々の労務管理を行う中で、さまざまな問題に直面することがあるかもしれません。
労働トラブルの例
ある日、退職した元社員から「未払い残業代がある」と訴えられ、労働基準監督署に呼び出されたとします。
元社員の主張によると、過去3年間の未払い残業代が合計で400万円にもなるというのです。
あなた様は確かに残業をさせていたものの、「管理職手当」を支払っていたため、未払いだとは思っていませんでした。
しかし、監督署で「管理職手当と残業代は別物」と指摘されると、どう反論すればいいのかわからず、不安とプレッシャーで胸が押しつぶされそうです。
「もし監督署からすぐに支払えと言われたらどうしよう?」
「全額支払わなければならないのか?」
「ほかの従業員にも影響が出るのでは?」
こんな不安が次々と頭をよぎります。
社会保険労務士が味方に
このような時、労働法に詳しく、あなた様の立場で親身にサポートしてくれる専門家がいたらどうでしょうか?
社会保険労務士は、労働基準監督署の対応に同席し、あなた様の立場を守りながら適切に説明や交渉を行います。
また、必要な場面では妥協をせず、法律に基づいて問題の解決に努めます。
労働トラブルは、一つひとつ適切に対応することで解決に向かいます。
社会保険労務士は、そんな頼れる相談相手なのです。
社会保険労務士の主な業務一覧
社会保険労務士は、企業が抱える雇用や労働に関する課題を解決するため、以下のようなサービスを提供しています。
- 就業規則の作成や見直し
- 労働・社会保険に関する手続きや申請の代行
- 法令や就業規則の内容に基づいた給与計算代行
- 労働トラブルや労務管理に関する相談・指導
- 人事・賃金制度の設計
- 年金に関する相談
- 労働関連法や制度についての解説
これらの業務は、企業運営を円滑に進めるために不可欠なものです。
特に就業規則の作成は、企業と従業員の間に信頼関係を築く上で重要な役割を果たします。
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